地方の自宅で、生後間もない子供を抱っこ紐で寝かしつけながら、片手でスマホの株価ボードを見て驚きました。
日経平均先物が、跳ねている。
ニュース速報の通知がその理由を教えてくれました。「高市総理、衆議院解散を表明」。
正直、育休中の身としては、政治のドタバタよりも「次のミルクの時間」の方が重大関心事だったりするのですが、投資家としては話が別です。
なぜなら、今回の解散劇とそれに伴う株高は、単なる政治ショーではなく、今後の日本経済の方向性を決定づける「強烈なサイン」だからです。
なぜ、高市総理はこのタイミングで解散に打って出たのか。そして、なぜマーケットはそれを「買い」と判断したのか。
一人の個人投資家として、その裏にある戦略を紐解いてみたいと思います。ポイントは「SNS」「支持率」、そして「経済政策の方向性」です。
「日本一SNSが上手い政治家」の真骨頂
まず、高市総理という政治家を語る上で外せないのが、その圧倒的な「発信力」です。僕は断言しますが、彼女は「日本で一番SNSを使いこなしている政治家」です。
これまでの政治家は、新聞やテレビといった「オールドメディア」のフィルターを通してしか国民に声を届けられませんでした。
しかし、高市総理は違います。X(旧Twitter)やYouTubeを駆使し、自分の言葉で、ダイレクトに国民(特に支持層)に語りかけます。
フィルターを通さない「生の声」の強さ
これの何がすごいかというと、「熱量」がそのまま伝わるんです。
政策の意図、批判に対する反論、時には人間味のあるエピソード。
それらが編集されることなく届くことで、支持者は「自分たちだけに真実を語ってくれている」という強い連帯感を持ちます。
この強固なファンベースこそが、彼女の政治力の源泉であり、今回の解散を決断できた最大の土台になっています。
「勝てる時に勝つ」ための戦略的解散
では、なぜ「今」なのか。答えはシンプルで、「内閣支持率が高いから」です。
政治の世界、特に政権運営においては「数」こそが力です。連立政権では、どうしても他党への配慮が必要になり、思い切った政策が打ち出しにくくなります。
高市総理の狙いは明確です。 支持率が高く、SNSでの動員力が最大化している今この瞬間に選挙を行い、「自民党単独での過半数」を獲得すること。
投資家が好む「究極の安定」
マーケット(市場)は、政治的な空白や不安定さを何よりも嫌います。「決められない政治」は経済にとってマイナスだからです。
逆に言えば、選挙に勝って「向こう数年間は強力なリーダーシップで安定した政権運営ができる」という見通しが立てば、投資家は安心して日本株を買うことができます。
今日の株価上昇は、まさにこの「政治的安定」を先取りした動きだと言えるでしょう。
財務省との決別?「経産省寄り」の緩和政策への期待
そして、投資家として最も注目すべきなのが、高市語録から見える経済政策のスタンスです。
日本の経済政策には、ざっくり言って二つの大きな潮流があります。
財務省(緊縮派) 財政規律を重視し、増税や歳出削減を好む(株価にはネガティブになりがち)。
経済産業省(積極・緩和派) 産業育成や経済成長を重視し、積極的な財政出動や金融緩和を好む(株価にはポジティブ)。
高市総理は、明らかに後者、「経済産業省寄り」のスタンスを明確にしています。
高支持率が「緩和政策」を正当化する
彼女はこれまでも「必要な財政出動は躊躇なく行う」「金融緩和は継続すべき」といった、市場が喜ぶ(=ハト派的な)発言を繰り返してきました。
今回の選挙で大勝すれば、それは「高市流の緩和的な経済政策」が国民の信任を得たという強力な証明になります。財務省の増税路線を抑え込み、成長のための投資にお金を回す。マーケットは、この「アベノミクスの再来」とも言えるシナリオに期待して、日本株を買い上げているのです。
僕たちは「強い意志」を持った相場と対峙している
今回の解散劇を見て、「組織を動かすための強烈な意志」を感じました。
SNSという現代の武器を使いこなし、支持率というモメンタム(勢い)を利用して権力基盤を固め、自分の信じる経済政策を推し進める。非常にロジカルで、戦略的な動きです。
僕のポートフォリオの主力であるバリュー株やエネルギー株にとっても、政治が安定し、経済を回す方向にお金が動くことは追い風になります。
もちろん、選挙には魔物が住んでいますし、ADHD気質の僕は急な変化にパニックになりがちですが、今回の株高の背景にある「構造」を理解しておけば、ドッシリと構えていられそうです。


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